【アスリート紹介】体操・白井健三選手の実績まとめてみた

アスリート紹介記事

白井健三選手とは

白井健三(しらい けんぞう)選手は、日本体育大学所属の元体操選手です。
1996年生まれの24歳、神奈川県出身。日本体育大学大学院を卒業しており、同大学の助教をしています。

体操一家に生まれ、3歳から体操をスタート。ひねり王子の愛称で親しまれており、床運動、跳馬を得意としています。
2013年、男子史上最年少17歳1か月で世界選手権種目別ゆかで金メダルを獲得するという偉業を成し遂げました。
これまでゆか・跳馬合わせて6つの技を主要大会で初成功させ、それらの技には「シライ」を冠する名前が付けられています。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、団体総合金メダル、跳馬銅メダルを獲得しています。

実績

2016年に上月スポーツ大賞、2014年度から2018年度にかけて上月スポーツ賞を受賞している白井健三選手。そんな彼の直近の試合結果や受賞歴をまとめてみました。
2021年6月時点の白井健三選手の実績は下記の通りです。(一部抜粋)

2018年 世界体操競技選手権・ドーハ ゆか 準優勝/跳馬 3位/団体総合 3位
2017年 世界体操競技選手権・モントリオール ゆか 優勝/跳馬 優勝
2016年 リオデジャネイロオリンピック 団体総合 優勝/跳馬 3位
2016年 紫綬褒章を受章

参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E4%BA%95%E5%81%A5%E4%B8%89

どんな選手か?

1996年8月24日神奈川県横浜市に生まれる。

白井選手は体操をやっていた2人の兄の背中を追い、3歳から体操を始めました。両親が設立した体操クラブに入り、小学校3年生から本格的に体操競技をスタート。
中学校3年生の時、全日本選手権のゆかで内村航平選手に次ぐ2位となり注目を集めました。また、当時世界で誰もできなかった「後方伸身宙返り4回ひねり」に成功。世界体操界で話題となります。
そして2013年、全日本種目別選手権ゆかで初優勝を飾り、日本男子史上最年少で世界選手権の代表に選出。白井選手は16歳という若さでした。10月に行われた世界選手権では、ゆかで優勝。「後方伸身宙返り4回ひねり」、「前方伸身宙返り3回ひねり」、跳馬で「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を成功させると、国際体操連盟よりそれぞれ「シライ」、「シライ2」、「シライ/キムヒフン」と名付けられました。
2015年に日本体育大学に進学。世界体操競技選手権では、37年ぶりの団体優勝に貢献し、ゆかでも優勝を果たしています。
2016年、リオデジャネイロオリンピックの団体総合で金メダルを獲得。個人でも跳馬で銅メダルを獲得しています。

目標とする人物を内村航平選手と言っており、尊敬する人物でもあるそう。そんな内村選手からは「ひねりすぎて気持ち悪い」と高く評価されていました。
2019年以降怪我などに悩まされ、2021年6月に引退を決めた白井選手は「内村選手がいなければ僕はいない。感謝という二文字では語りきれない存在」と語っています。

まとめ

白井健三選手は体操一家に生まれ、男子史上最年少記録を樹立したり、自身の名前を冠する技を6つも持っています。白井選手にしかできない技を繰り広げ、数々の世界大会で成績を残してきました。24歳という若さで引退を決められましたが、スーパー高校生として若くから日本代表として活躍してきたからこその決断でしょう。今後はコーチとして後進育成に力を注ぐようです。