【アスリート紹介】柔道・ウルフ・アロン選手の実績まとめてみた

アスリート紹介記事

ウルフ・アロン選手とは

ウルフ・アロン選手は、了徳寺学園所属の柔道選手です。
1996年生まれの25歳、東京都出身。東海大学を卒業しています。

駒澤大学の講師を務めているアメリカ人の父と日本人の母を持ち、6歳の時に柔道をはじめました。2017年世界柔道選手権で金メダルを獲得、2019年全日本優勝などの戦績を収めています。
階級は100kg級で、組手は左組み。得意技は大内刈とのことで、豊富なスタミナが持ち味です。
IJF世界ランキングは、6位です(2020年12月現在)。

実績

2017年度、2019年度と2度上月スポーツ賞を受賞しているウルフ・アロン選手。そんな彼の直近の試合結果をまとめてみました。
2021年5月時点のウルフ・アロン選手の実績は下記の通りです。(一部抜粋)

2021年 アジア・オセアニア選手権 優勝
2021年 グランドスラム・アンタルヤ100kg級 準優勝
2019年 ワールドマスターズ・青島100kg級 準優勝
2019年 グランプリ・ブダペスト100kg級 優勝
2018年 グランドスラム・大阪100kg級 優勝
2018年 グランプリ・ブダペスト100kg級 優勝
2017年 ブダペスト世界選手権大会100kg級 優勝
2017年 全日本選抜体重別選手権大会100kg級 優勝

参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%83%B3
https://www.judo.or.jp/athlete/a_wolf/

どんな選手か?

1996年2月25日東京都葛飾区新小岩に生まれる。

アメリカ出身で大学講師の父と、日本人の母の間に生まれ、6歳から柔道をはじめました。通っていた柔道クラブには1学年上にベイカー茉秋選手、1学年下に朝比奈沙羅選手がいたそうです。小学生時代からずっと柔道を続けていましたが、中学校1年生まであまり楽しいとも思っていなかったそう。一時期は勉強に力を入れて、学年3位になったこともあるといいます。高校では柔道をやめ、アメリカンフットボールをやろうと思っていたそうですが、1年後輩の村田大祐選手に何度も投げられるうちに悔しさがこみ上げ、それをきっかけに柔道に力を入れるようになりました。
高校では個人・団体共に活躍を見せ、インターハイの個人戦100kg級では3位でしたが、団体は優勝し、全国高校選手権・金鷲旗・インターハイの高校3冠を達成しました。
2017年の世界選手権では、リオデジャネイロオリンピックのメダリストや世界ランク1位の選手と対戦し、技ありを取って優勝しています。試合後のインタビューで、しぶとさで負ける気はなかったと語っています。
2017年の年末より怪我に悩まされていましたが、復帰戦では実業団3部でオール一本勝ちするなど、その強さは健在。その後も怪我や試合を重ね、スタミナ、力強さ、粘り強さを前面に出した試合を行っており、東京オリンピックの代表内定選手となっています。

まとめ

ウルフ・アロン選手は、最初は柔道に乗り気ではなかったようですが、悔しさをバネに目覚ましい成長を遂げました。怪我に悩まされながらも強さを発揮し、オリンピック代表の座を獲得しています。持ち前の粘り強さやスタミナを武器に、今後も頑張ってほしいですね。