【アスリート紹介】体操・田中佑典選手の実績まとめてみた

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田中佑典選手とは

田中佑典選手は、コナミスポーツクラブ所属の体操選手です。1989年生まれの30歳、和歌山県出身。順天堂大学出身。理恵さんを姉に、和仁さんを兄に持つ体操一家の末っ子であり、7歳で体操をスタートしたそうです。

得意種目は平行棒と鉄棒。ジュニアの頃から強化指定選手に選ばれるなど早くから頭角を現していました。
2006年には史上最年少でナショナル強化指定選手に選出されました。大学1年生の時にインカレに順天堂大学のチームの一員として出場し、内村航平選手率いる日本体育大学を抑えて優勝した経験があります。
2011年に世界選手権の初代表となりました。2012年のロンドンオリンピックは田中3兄弟での出場を果たし、団体総合銀メダルを獲得しました。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは団体総合で金メダルを獲得しています。

実績

2019年度の上月スポーツ賞を受賞している田中佑典選手。そんな彼の直近の試合結果をまとめてみました。
実績は下記の通りです。

2016年
第31回オリンピック競技大会(ブラジル・リオデジャネイロ) 団体金メダル
2015年
第46回世界体操競技選手権大会(イギリス・グラスゴー) 団体金メダル
2014年
第45回世界体操競技選手権大会(中国・南寧) 団体銀メダル・個人総合銅メダル
2012年
第30回オリンピック競技大会(イギリス・ロンドン) 団体銀メダル
2018年
第72回全日本体操種目別選手権大会 平行棒優勝・鉄棒・準優勝
2018年
第72回全日本体操個人総合選手権大会 個人総合5位

引用:https://www.konami.com/sportsclub/athlete/gymnastics/player/tanaka/

どんな選手か?

体操一家の末っ子として、幼いころから才能を発揮していた田中選手。2011年に初めて世界選手権の代表に選ばれ出場を果たしましたが、団体総合の鉄棒で落下し、金メダルを逃す一因となってしまったそうです。

そんな悔しい経験もした田中選手ですが、2014年の世界選手権では個人総合銅メダル、団体総合で銀メダルを獲得しました。鉄棒と平行棒が得意とのことですが、個人総合でメダルを獲得しているところを見るとオールラウンダーという印象も受けます。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、団体総合の決勝で平行棒、つり輪、鉄棒で演技し、金メダルの獲得に大きく貢献しました。

30歳の田中選手は、1学年上である内村航平選手と共にベテラン選手として体操界を牽引しています。内村選手が「年齢の壁は越えた」と話していたことに対し、また尊敬すべき部分が増えたと語った田中選手。内村選手と共に体操を盛り上げていって、刺激をたくさんもらいたいと話しているそうです。

30代選手としてオリンピックの代表入りを目指している田中選手ですが、内村選手と共に代表入りをすれば、団体メンバーに30代の選手が複数選ばれるというとても珍しい事態になるでしょう。年齢を重ねてもプロ意識を高く持っている証拠とも言えそうです。
若い世代の成長に期待しつつ、自身の限界にもチャレンジして、両方を成り立たせることが目標だそうです。

まとめ

体操一家に生まれ、3兄弟でオリンピック出場を果たした田中選手。リオデジャネイロオリンピックでは団体総合での金メダル獲得に貢献しました。
30代ということで体操界はベテラン選手の部類ですが、幼いころから培ってきた経験を活かし、これからも体操界を引っ張っていってほしいです。