【日々の雑談】フェンシングとは?フェンシングの魅力をまとめてみた

日々の雑談

フェンシング(フェンシング)とは

フェンシングは、2人の選手が向かい合って立ち、片手に持った剣でお互いの体を突いて勝敗を決めるスポーツです。競技は「ピスト」という細長い伝導性のパネルの上で行われます。
剣で相手の身体に触れる攻撃を成功させるとポイントを獲得でき、規定のポイントを先取した選手が勝ちとなります。

フェンシングには「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目あり、それぞれルールや使用する剣が異なります。
伝統的にユニフォームは白色で、特徴的なマスクやプロテクターが選手を保護してくれます。

試合は男子・女子に分かれ、個人戦・団体戦が実施されます。
個人戦は3分×3セットのうち15点先に獲得した選手、または試合終了時に得点が多い方が勝ち。団体戦では、1チーム3名による総当たり戦で、3分×9セットのうち45点先取または試合終了時に得点が多いチームが勝ちとなります。

フェンシングの見どころ

フェンシングの見どころは、両選手が繰り広げる精密な技の応酬と、瞬時の駆け引きでしょう。また、接近戦での華麗な剣さばきも見事です。激しい攻防戦は、瞬きもできないほどの緊迫感に満ちています。

フェンシング3種目の違いの1つは、有効面です。
フルーレは、命が存在すると考えられる胴体のみが有効面となっています。エペは3種目の中で一番有効面が広く、全身。サーブルは頭や両腕を含む上半身が有効面となっています。
判定には、ほとんどの大会で電気審判機が使われます。片方、または双方の選手が有効面に突きや斬りを決めた際、審判機に赤や緑のランプが点灯したり、ブザーが鳴って審判に有効であったことを知らせます。

ほかにも、フルーレとエペは「突き」だけが得点となりますが、サーブルでは「斬り」の動作も得点になります。
フルーレ、エペの精密性のある剣さばきと併せて、サーブルの斬る動作をプラスした剣さばきは豪快さが感じられるでしょう。

フェンシングの歴史

フェンシングは、19世紀のヨーロッパで発祥したと言われています。
原型は、中世の騎士たちによる剣術とのこと。もともと実践的な剣術でしたが、鎧や盾といった防具、火器の進展によって剣は次第に戦場での使用が減少していきました。
しかし、剣は騎士の名誉の象徴であり、たとえ戦場で使われなくなったとしてもヨーロッパの上流階級は剣術をたしなみ続けました。そして19世紀末にはヨーロッパの各地で盛んに競技として行われるようになっていったそうです。
地域によってルールが異なっていたため、競技ルール統一のため1913年国際フェンシング連盟をパリに設立。スポーツとしての近代フェンシングがスタートしました。

オリンピック競技としては、第1回大会1896年のアテネから採用されており、各大会で欠かさず行われています。はじめは男子フルーレ個人と男子サーブル個人だけでしたが、1924年パリから女子フルーレ個人、1996年アトランタから女子エペ個人、2004年アテネから女子サーブル個人が行われています。

まとめ

フェンシングはヨーロッパ発祥で、戦場での騎士たちの剣術から次第にスポーツへと変わっていった競技でした。19世紀頃からたしなまれており、第1回のオリンピックから欠かすことなく実施されています。試合での駆け引きや、華麗な剣さばきが見どころで、優雅さや大胆さも見られることでしょう。