森秋彩選手とは
森秋彩(もり あい)選手は、茨城県山岳連盟所属のスポーツクライミング選手です。
2003年生まれの21歳、茨城県出身。筑波大学体育専門学群に在学しています。
父と共にクライミングを始め、小学生の頃から国内外の大会で活躍していました。
2019年の世界選手権リードで日本人史上最年少の15歳でメダル(銅)を獲得。2021年のジャパンカップで初優勝し、翌年ジャパンカップ3連勝を成し遂げました。2023年の世界選手権では女子リードで金メダル、女子複合で銅メダルを獲得しています。
得意種目はリード、ボルダリングでは緩傾斜課題が得意とのこと。
持久力も強みだそうです。
実績
2023年に上月スポーツ賞を受賞している森秋彩選手。そんな彼女の直近の試合結果をまとめてみました。
2024年10月時点の森秋彩選手の実績は下記の通りです。(一部抜粋)
2024年 IFSCワールドカップシャモニー リード 優勝
2024年 IFSCワールドカップソウル リード 準優勝
2023年 IFSC世界選手権ベルン リード 優勝/コンバインド 3位
2023年 IFSCワールドカップ呉江 リード 優勝
2022年 IFSCワールドカップ盛岡 コンバインド 優勝
2022年 IFSCワールドカップエディンバラ リード 優勝
2019年 IFSC世界選手権八王子 リード 3位
2019年 IFSCワールドカップヴィラール リード 3位
参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E7%A7%8B%E5%BD%A9
どんな選手か?
2003年9月17日茨城県に生まれる。
森秋彩選手は父と共にクライミングを始め、幼い頃から国内外の大会で活躍していました。
12歳の時に出場したリード・ジャパンカップで優勝。以降、同大会では7回も優勝しているそうです。
2017年のボルダリングジャパンカップの準決勝では、足場も何もない壁を登る姿も見られ、話題になりました。
2023年の世界選手権でボルダー&リード種目で3位に入り、2024年パリオリンピック代表に内定。得意のリードでトップに立ちましたが、前半のボルダーの第一課題で最初のホールドが掴めず0点となり、オリンピック初出場は4位入賞の成績を残しました。
森選手は154cmと小柄な選手で、身長面で不利な場面は少なくない中、競ってきました。
今回のオリンピックでの結果を受け、悔しさはあったものの、素直に受け止めて頑張りたいとトップを目指す意気込みを語っていました。
また、「身長は関係ないと思う。リーチ的にも強度的にも、自分には不可能な課題にもチャレンジして行ける所まで行こうと取り組んできたのが強くなれた一つかなと思う」と語り、技術の向上に注力してきたといいます。
指を食い込ませて握り倒してしまう驚異的な保持力と、粘り強い底なしの持久力で登り切ってしまうのが森選手の特徴と言えるでしょう。
まとめ
森秋彩選手は、小学生時代から国内外の大会で活躍を見せ、輝かしい成績を残してきました。パリオリンピックでは残念ながらメダルは獲得できませんでしたが、次回こそはと期待されている選手です。その小さな身体に秘められた力強さで、今後も観客を魅了して欲しいです。