【日々の雑談】競泳とは?競泳の魅力をまとめてみた

日々の雑談

競泳とは

競泳は、一定の距離を決められた泳法(自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ)で泳いでタイムを競います。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、個人・リレー種目を合わせて男女で32種目が行われました。東京オリンピックでは、新たに3種が加わり35種目が行われる予定です。
4つの泳法のうち自由形はどのような泳法で泳いでもルール上問題ありませんが、現在は最も速いクロールで全員が泳いでいます。

競泳の見どころ

競泳

競泳の見どころは、なんといってもそのスピード感、そして泳ぎの美しさと迫力が見どころでしょう。
最も速い泳法であるクロールで競う自由形は、世界の男子トップ選手ともなると50mで21秒を切ります。背泳ぎは仰向けで腕を柔軟に動かしながら、水面を滑るようにして泳ぎます。バタフライは、名前の通り蝶が飛ぶような美しさと迫力のあるフォームで観客を魅了します。4つの泳法で唯一、水をかいた腕を水中で前へ戻す平泳ぎは、いかに水の抵抗を減らすかがポイントとなります。

水泳選手は泳力、体力アップのほか、キックのタイミング、腕の向きなど細かい技術を磨き上げます。ペース配分も戦術のうちで、前半は抑えて余力を残し、後半にスパートをかけるなどの作戦も見どころの一つです。

個人メドレーとリレーの見どころ

個人メドレーは、バタフライから始まり、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順で泳ぐ競技で、高い総合力が求められます。オールマイティーで泳げる選手でないと好タイムは出せないということですね。もちろん選手によって得意種目が異なるため、泳法が変わるたびに順位が変わります。抜きつ抜かれつのスリルあるレース展開は見ごたえありです。

リレーは、前の泳者のタッチの瞬間と、次の泳者がスタート台から離れるまでの「引継ぎ」のタイムをいかに縮めるかがカギになります。リレー選手の合計タイムが上位であっても、フライングをしてチームが失格になることもあります。
リレーは個人メドレーと泳法の順が異なり、背泳ぎからスタートして平泳ぎ、バタフライ、自由形の順番で泳ぎます。各泳法のスペシャリストたちでチームが組まれ、オールスター対抗戦のような盛り上がりを見せます。混合リレーは男女2人ずつの4人チームで行い、泳法は自由に決められるため男女が同時に泳ぐこともあります。逆転や大きな順位変動が見られるのも特徴です。

競泳の歴史

19世紀の産業革命後、イギリスの上流階級の青少年たちによる学校対抗で泳ぐ速さを競うスポーツとして競泳が生まれました。1837年ロンドンのハイド・パークで開催された水泳の世界大会が、競泳の歴史の始まりと言えるでしょう。
1896年ギリシャのアテネで行われた第1回オリンピックから、競泳は競技に登録されていました。女性の競技参加は1912年のストックホルム大会からとなります。日本はどちらかというとスペシャリストが多い傾向にありましたが、近年では多種目で活躍する選手も増えてきました。小学校の頃から4つの泳法で指導されることが背景にあるそうです。

まとめ

競泳の歴史は古く、オリンピックの第1回大会から登録されていました。
4つの泳法があり、それぞれ特徴が異なりますが圧倒的なスピードや迫力、泳ぎの美しさなどが競技の見どころです。
日本の選手層の厚みも増してきているため、これから競泳での日本のメダルも増えていくことでしょう。