【アスリート紹介】スキー・小林陵侑選手の実績まとめてみた

アスリート紹介記事

小林陵侑選手とは

小林陵侑(こばやしりょうゆう)選手は、土屋ホーム所属のスキー・ジャンプ選手です。
1996年生まれの24歳、岩手県出身。盛岡中央高等学校を卒業しています。
5歳でスキーをはじめ、日本人男子初のスキー・ジャンプ2018‐19シーズンのワールドカップ総合王者となりました。その後も上位入賞を果たしています。もともとの高いテクニックと、安定したメンタルで果敢に飛ばしていく姿が印象的です。使用スキーは、BWT(フィッシャー)。最長飛躍距離は252mで、日本記録となっています。
兄、姉もスキー・ジャンプ選手であり、大会会場では励ましあう姿も見られます。

実績

2019年度に上月スポーツ賞を受賞している小林陵侑選手。そんな彼の直近の試合結果をまとめてみました。
2021年2月時点の小林陵侑選手の実績は下記の通りです。(一部抜粋)

2020年 第33回UHB杯ジャンプ大会男子組 優勝
2020年 第21回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会成年組 優勝
2019-20  Raw Air 総合準優勝
2019年 ゼーフェルト大会 ラージヒル団体3位
2019年 第98回全日本選手権ラージヒル兼第61回NHK杯ジャンプ大会男子組 優勝
2018-19 スキージャンプ・ワールドカップ 総合優勝
2018-19 スキーフライング・ワールドカップ 総合優勝
2018-19  Raw Air 総合優勝
2018年 第31回UHB杯ジャンプ大会男子組 優勝
2018年 第60回NHK杯ジャンプ大会男子組 優勝
2016年 ルシュノフ大会 男子個人3位/男子団体3位

どんな選手か?

1996年11月8日岩手県岩手郡松尾村 (現在の八幡平市)に生まれる。
スキーを始めたのは5歳くらい、本格的にジャンプ板を履いたのは小学校3年生くらいとのこと。父はクロスカントリーの指導者であり、兄・姉もスキー・ジャンプ選手、弟はノルディック複合選手というスキー一家。高校まではノルディック複合も並行して行っており、全日本中学大会でジャンプ・ノルディック複合の2冠を達成しています(史上2人目)。
目覚ましい活躍を見せる小林選手ですが、シーズンを通して1ポイントも取れず、世界のレベルの高さ・厳しさに打ちのめされたこともあったそう。結果は出なかったものの、「やっぱりジャンプって面白いな」と思うことが多く、競技をやめようという気にはならなかったそうです。
自身をマイペースな性格と話していますが、土屋ホームに入社し、葛西紀明監督の姿を見て負けず嫌いになったといいます。

高校卒業はジャンプ一本に絞り、2018年にはFISサマーグランプリジャンプ白馬大会で初優勝。それを皮切りにFISワールドカップ ルカ大会初優勝、スキー・ジャンプ週間4連勝という快挙を成し遂げ、史上3人目のグランドスラムを達成。さらに、日本人男子初のスキージャンプ2018-19シーズンワールドカップ総合優勝を果たしました。

まとめ

スキー一家に生まれ、幼少のころからスキーに打ち込んできた小林陵侑選手。高校卒業後はレジェンド葛西選手を監督に、技術を磨いていきました。グランドスラムやワールドカップ総合優勝を果たすなど、男子スキー・ジャンプ界において、日本だけでなく世界を牽引する人物として今後も更なる飛躍が期待されます。