江島雅紀選手とは
江島雅紀(えじま まさき)選手は、富士通所属の棒高跳選手です。
1999年生まれの26歳、神奈川県出身。日本大学を卒業しています。
兄の影響から、中学1年生の頃棒高跳をはじめました。中1の10月からは、平井勇気氏が監督を務めるYPVC(Yokohama Pole Vault Club)に入っています。
2018年、世界U20選手権で銅メダルを獲得。翌年には世界選手権に出場し、2020年東京オリンピックにも出場しました。日本選手権では2019年、2022年、2025年と3度優勝を飾っています。
身長190cmを活かしたダイナミックな跳躍が特徴。
ベストは、屋外で5m71、屋内で5m50とのことです。
実績
上月財団のスポーツ選手支援事業にて、支援対象になったことのある江島雅紀選手。そんな彼の直近の試合結果をまとめてみました。
2025年8月時点の江島雅紀選手の実績は下記の通りです。(一部抜粋)
2025年 日本選手権棒高跳 優勝
2022年 日本選手権棒高跳 優勝
2021年 東京2020オリンピック棒高跳 日本代表
2020年 セイコーゴールデングランプリ東京棒高跳 準優勝
2019年 世界選手権(ドーハ)棒高跳 日本代表
2019年 ユニバーシアード(ナポリ)棒高跳 優勝
参考:https://sports.jp.fujitsu.com/trackfield/athletes/masaki-ejima
どんな選手か?
1999年3月6日神奈川県に生まれる。
江島選手は、2歳年上の兄が棒高跳をしていた影響で、中学校1年生の頃から本格的に棒高跳を始めました。目立ちたいタイプのため、やるなら派手な競技をやりたかったそうです。
陸上部だけでなく、中1の10月からはクラブチームにも所属していました。
中学では怪我のため成績を残せませんでしたが、高校に進学し、身長も急に伸びて一気にトップ競技者へと駆け上りました。高3のゴールデングランプリでは5m42の高校記録を樹立し、インターハイで5m43をクリア。秋の国体では5m46まで記録を伸ばし、単身で2度フィンランド合宿に行っています。その後、室内大会にて5m50のU20日本タイ記録を樹立。2019年には日本歴代3位タイの5m71をマークしています。
2021年、東京オリンピックに出場しましたが、予選で上位12人による決勝に進めず、予選敗退となりました。
また、2022年に右足の舟状骨を粉砕骨折。2度の手術を行いましたが、2025年には日本選手権で6年ぶりに5m70をマークし、3年ぶりに優勝しています。
江島選手は、怪我をしている間に何度も「なぜ陸上をやっているのか」を自問自答したそうです。そして、陸上を通じて友人に会うことができた上、コーチや自分のやりたいことを支えてくれた人たちに、競技で恩返しするしかないと思ったといいます。そのためにも日本記録を出したい。そして、もう一度日本代表になることで、子どもたちや怪我で苦しんでいる人たちに、時間はかかっても諦めなければ戻ってこられることを伝えたいと語っていました。
まとめ
江島雅紀選手は、中学校から棒高跳を始め、3度日本選手権を優勝し、オリンピックにも出場しています。怪我に悩まされることもありましたが、再び世界の舞台でダイナミックな跳躍を見せてくれるのではないでしょうか。