上月スポーツ賞とは
上月スポーツ賞とは、一般財団法人上月財団からサポートを受けている選手・指導者を対象に、オリンピックや世界選手権大会などで優秀な成績を収めた選手・指導者を表彰するものです。2003年度から行っています。
その内、オリンピック競技大会で金メダルを獲得した選手には、その栄光を称えて「上月スポーツ大賞」を贈っているそうです。
上月財団とは?設立者の上月景正とはどんな人物?
財団名:一般財団法人 上月財団
創立:1982年
設立者:上月景正(コナミグループ株式会社創業者)
運営:コナミグループ株式会社
設立者の上月景正さんは、コナミグループの創業者および代表取締役会長です。過去には藍綬褒章やヴィクトリア女王記念褒章受章などを受賞しています。また、2022年にミシシッピ州ゲーミング殿堂入りするなど、数々の受賞歴があります。現在の上月財団はコナミグループ株式会社の配当金で運営されていますが、その前身となる財団法人上月教育財団は上月景正さんの個人資産で設立されたと言われています。その資産力の証として、2022年に発表された日本長者番付においても28位にランクインしています。
過去に選ばれたアスリート
・卓球 伊藤美誠選手
・卓球 石川佳純選手
・水泳 瀬戸大也選手
・体操 内村航平選手
・体操 白井健三選手
・スケート 羽生結弦選手
・スケート 髙木美帆選手
・柔道 朝比奈沙羅選手
・バドミントン 奈良岡功大選手
・ゴルフ 安田祐香選手
・フェンシング 上野優佳選手
・バレーボール 石井優希選手
など
受賞した選手のコメントをまとめてみた
実際に上月スポーツ賞を受賞した選手たちのコメントをご紹介します。
(2012年のインタビューを引用しています)
・体操 内村航平選手
「スポーツを含め、支援してもらった方はものすごく助かり、そのおかげでまたやる気を持つことにつながり、とても素晴らしい事業だと感謝しています。この賞を受けることが一つのモチベーションを上げることだと思うので、より多くの選手の力になってもらえればと思っています。」
引用:https://www.kozuki-foundation-30th.jp/discussion-1.html
・柔道 中村美里選手
「いつもありがたい賞をいただき、さらに上を目指そうと思いますし、余計に頑張らなければという気持ちです。そして感謝でいっぱいです。困っていた時に助成金のおかげで道が広がり、能力向上にもつながって素晴らしい制度だと思います。トレーニングウエア、トレーニング器具など、有効に使わせてもらいました。」
引用:https://www.kozuki-foundation-30th.jp/interview-1.html
・スケート 羽生結弦選手
「(中学時代に支援を受けた財団の助成金には)とっても助かりました。上月スポーツ賞の表彰式ではオリンピックのメダリストらと一緒で、何だか場違いな所に来てしまったかなと思った。」
引用:https://www.kozuki-foundation-30th.jp/interview-2.html
・陸上 福島千里選手
「歴代の受賞者は世界で活躍した人ばかり。私はアジア競技大会の表彰対象だったので、もっとレベルを高くしなければと思いました。でも選ばれて最高に幸せ。」
引用:https://www.kozuki-foundation-30th.jp/interview-3.html
・卓球 石川佳純選手
「あの賞は嬉しかったです。賞金は主に栄養費に使わせてもらいました。選手はこういう支援を活かしてさらに強くなっていくと思います。支援を受けられれば、一層努力精進するモチベーションになります。」
引用:https://www.kozuki-foundation-30th.jp/interview-4.html
まとめ
上月財団が優秀な成績を収めたスポーツ選手を表彰している上月スポーツ賞。テレビなどでも活躍が報道されている、たくさんの選手がこの賞を貰っているようです。実際に表彰された選手たちは、このような支援がモチベーションに繋がったと話していました。賞金は、さらに自身を磨くために有効に使われているようです。
上月スポーツ賞のようにアスリートを支援する機会がもっと増えれば、より多くの優秀な選手が育ち、競技が盛り上がりそうですね。