上野優佳選手とは
上野優佳(うえの ゆうか)選手は、フェンシング・フルーレ選手です。
2001年生まれの19歳、大分県出身。星槎国際高川口を卒業し、中央大学に所属しています。
幼稚園の頃フェンシングに触れ、小学2年生で本格的に競技をスタートしました。2歳年上の兄・優斗さんもフェンシングをしています。
英才教育を受けて育った上野選手は、小学生の時から全国大会で優勝を重ね、中学校に上がるとスポーツ界の金の卵を紹介するテレビ番組「ミライ☆モンスター」の密着取材も受けたそう。
冷静沈着な試合運びと、素早い剣さばきが持ち味です。
2018年、16歳で出場した20歳以下の世界選手権、ユースオリンピック共に優勝を果たした、期待の若手選手です。
実績
2018年度に上月スポーツ賞を受賞している上野優佳選手。そんな彼女の直近の試合結果をまとめてみました。
2021年3月時点の上野優佳選手の実績は下記の通りです。
2019年 アジア選手権フェンシング 準優勝
2018年 世界ジュニア・カデフェンシング選手権大会 ジュニア女子フルーレ個人戦 優勝
2018年 世界ジュニア・カデフェンシング選手権大会 カデ女子フルーレ個人戦 優勝
2018年 ユースオリンピック競技大会 女子フルーレ 優勝
参考:
https://www.jiji.com/jc/tokyo2020?s=profile&id=competition-og2020_person-ueno-yuka-0001&a=olyFEN
どんな選手か?
2001年11月28日、大分県に生まれる。
両親もフェンシングの競技経験があり、兄の優斗さんも競技に取り組んでいるフェンシング一家で育ちました。
物心つく前からフェンシングに触れ、遊びだったのが気づいたら本格的にやらされていたという感じだったそう。父親が厳しく、子どもの頃から相当ハードなレッスンを行っていたようです。泣きながら練習したことも多々あったようですが、レッスンの中で兄に勝てると嬉しくて、母親に自慢しながら報告するのが何より楽しかったとのこと。
ただ楽しくフェンシングをやっていたため国内でトップにはなりたいと思っていたけれど、オリンピックのことは特に考えていなかったそうです。しかし日々技を磨き続け、東京オリンピック招致が決まり、最近になってオリンピックを意識するようになったのだとか。
中学2年生で初めて出場した全日本選手権は、決勝トーナメントに進むも完敗。ボコボコにされたが、その時強い相手と戦う喜びも知ったといいます。
それまで大分では兄を練習相手に技を磨いていましたが、大学進学を機に兄が上京。そしてたくさんの誘いの中から北京オリンピック日本代表監督も務めた江村氏が指導する星槎国際高への転校を決め、上野選手も単身上京。日本代表として、本格的に世界を見据えた戦いがスタートしました。
そうして世界ジュニアで優勝、世界カデでも優勝を果たします。団体戦ではメンバーのアンカーを務め、世界ジュニアで史上初の銀メダルを手にしました。
幼い頃から男子相手に練習をしていた上野選手には、日本女子選手では屈指のスピードが備わり、度胸と図太さも武器に世界相手に戦っています。
まとめ
子どもの頃から兄と共に厳しいレッスンをこなし、フェンシングの技術を磨いてきた上野選手。若くして団体メンバーのアンカーを務めるなど、度胸と技術を兼ね備えた期待のホープと言えるでしょう。男子を相手に練習して手に入れたスピードという武器を活かし、これからも活躍していってほしいです。